柿の種とコーヒーの夜【シュトーレン レシピ】
こんばんは。ふとんの中の綿です。
誰に読まれるわけでもなく、誰に読まれてもいいこの文に挨拶は必要なのかと言ったら、答えはノーでしょう。ただ、文の書き出しに迷わなくて済む、という利点は大きいです。
さて、昨日「最近調子がいい」と書きましたが、一転、今日はてんでだめでした。まず目が覚めたのが一限始まった後。好きな授業、出られず。さらに今日は二限がなかったので弁当がふいに。なんとも悲しい1日です。
まあ問題なく心臓は脈動し、消化吸収排出も上手くいき、おそらくホルモンの分泌も滞りなく行われて生命を維持することができたので良しとしましょう。
特に書くこともないので、こないだ作ったシュトーレンのレシピをメモしておきます。
▷材料(一本分)
- 薄力粉 100g
- 強力粉 150g
- 砂糖 50g
- 塩 3g
- 全卵(M) 1個
- 溶かしバター 80g
- 牛乳 80g
- シナモンパウダー 好きなだけ
- ナツメグ 好きなだけ(でもシナモンより少なく)
- その他スパイス(カルダモン、クローブとかあれば)
- ドライイースト 9g
- アーモンド 50g
- レーズン 100g
- その他ドライフルーツ、ナッツなど(オレンジピールとかカシューナッツ、くるみとかおいしそう)
- ダークラムやブランデーなど匂いの強い洋酒 30mL
- 溶かしバター 50g(焼き上がった後用)
- 粉糖 たくさん!
▷作り方
<下ごしらえ>
- (数日前)保存容器にレーズンと洋酒を入れ、3日程度寝かせてラムレーズンを作る。
- (直前)卵を溶いておく。
- (直前)牛乳を人肌程度に温めておく。(Saccharomyces cerevisiaeさんにとって快適な温度に)
- (直前)バターを溶かしておく。
<作り方>
まず、薄力粉、強力粉、砂糖、塩、スパイス(シナモンナツメグ他)、ドライイーストをボウルに入れ、溶かしバター80g、温めた牛乳、溶き卵を加えてゴムべらで混ぜる。ある程度まとまってきたらボウルから取り出し、手で10分ほどこねる。一生懸命こねる。
こね終わったら生地を薄くのばし、アーモンド、ラムレーズンなどのナッツやドライフルーツを好きなだけ載せる。生地の上びっしりになるくらい載せて良い。それを肉まんのようにして包み、こねて均一に練り込む。
生地をボウルに入れ、ラップや濡れ布巾などで乾燥しないようにして暖かい場所で1時間発酵させる。今回はホットカーペット&毛布だった。この間に、オーブンの天板にオーブンシートを載せておく。
発酵したら、こねずにグーにした手で空気を抜き、厚さ2.5cmくらいの楕円状に伸ばす。これを2/3ほど折り返して細長い形(キリストのおくるみの形)にし、用意しておいたオーブンシートの上に載せる。これに濡れ布巾をかけ、30分発酵させる。この間にオーブンを170℃に予熱しておく。
予熱したオーブンで30分焼き、焼けたら溶かしバター50gをまんべんなく、上にも横にも下にも染みこませる。そのまま粗熱を取り、バターがよく染みこんだところで粉糖をこれまたまんべんなく、たっぷりと茶こしで振りかける。
はい、完成!
本当は1, 2日寝かせた方が良いのだけど、我慢できるわけもなかった。速攻みんなで味見しました。お、おいしい……。でもたしかに、数日経ってバターや粉糖がなじんでからの方が数倍おいしいです。
あと、今回はラムレーズンを作って、焼き上がってからのお酒は無しで作りましたが、普通のレーズンで作って焼き上がってから洋酒30mL染みこませても良いかもしれません。もちろん両方やっても良いと思います。
日持ちがとっても良く、ドイツの家庭ではこれをクリスマスの一ヶ月前に作り、クリスマスまで1日一切れずつ食べるそうです。ただ,、日持ちはしても、それはあくまで1日一切れで耐えられればの話なので。ちなみに、友人と3人で分けたとはいえ、うちにはあと半分しかないです。
そこそこ手間はかかりますが、前にもらって食べた市販のものよりしっとりしていておいしかったです。なにより、自分好みにカスタマイズできるところが最大の魅力!フルーツやナッツ、スパイス、洋酒など、工夫の幅が大きいお菓子だなあと思いました。粉の比率を工夫すれば、食感も変えられそうです。
はたしてクリスマスまでシュトーレンを残しておくことはできるのか。十日前のわたしはできない方に賭けます。答え合わせは25日に。
毎週書いていた調理実習のレポートを思い出しつつ。おやすみなさい。